一ヶ月半が経ちましたよ、あの日から。

ついに(ようやく)第1章の始まりである。

✴︎

ホテルに着いた私達。

10階のお部屋に着くやいなや既に自由。

部屋のドアを開けた瞬間、あの大窓から絶景が広がっているのだろうと思った、長野県在住のシンガーソングライター高橋あすかちゃん(以下、あすかちん)は、その絶景を、「まだ見ないぞまだ見ないぞ」と後ろ向きで荷物を肩から降ろし、後ろ向きで、どこからといえばおそらくお尻から大窓にどんどん近づいていくのである。

そんな様子を見逃してはならぬと、

「ちょっと待って！動画撮る！」と私、村川加苗(以下、かなえもん)はあすかちんを待たせる。

その声に素直に従い動きを止まらせたあすかちん。絶景を見てリアクションを取りたい思いは止まることなかった(止めないでくれた)。

撮影開始の合図を送り、

ついに大窓に、そう、お尻から、向かっていったのであった。

カメラとの関係で体全体でのリアクションが映り込むようなよき距離で、ぱっ！と振り返った。

なんと、レースカーテンが閉まっていて絶景が見られなかった！

しかしそこは、リポーター高橋あすかの流石のプロ意識。

カメラを止まらせない実況のコメントを入れながらレースカーテンを開き、リアクションを取ってくれたのである。

その様子はこちら

2018.12